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【五十肩】まずは動かす支点を変えてみよう。

【五十肩】まずは動かす支点を変えてみよう。

急に腕が上がらなくなってしまう

「五十肩」や「四十肩」と呼ばれる症状

病院へ行ってレントゲンを撮っても

特に異常なし。五十肩ですね。

と言われて、そのまま中々改善しない方も多いはず。

では五十肩を治すために必要なポイントは何か?

今日はご紹介していきます。

『肩』を動かす時、人の身体はどう動く?

「五十肩」を解決したい時に
必要になるのは、ご自身が肩関節の
動きがどの様にして行われるのかを
構造的に理解して、それをイメージ
しながら動かすことが大切になります。

施術の中でも多方面からのアプローチは
必要になってくるのが五十肩ですが
まずは肩を痛めている、ご自身が
構造的理解をして動かそうとしているか、
無理矢理にでも動かそうとしているか、
この二者では雲泥の差があります。

これから説明していく場所を知って
正しく動かせるイメージを持っていきましょう!

「肩甲上腕関節」

大まかに「肩」と言われて
皆さんはどこをイメージしますか?

ほとんどの方は
『肩甲上腕関節』
をイメージするのではないでしょうか?

上記画像にある青い部分が「上腕骨」
ここと肩甲骨を繋げる関節が
『肩甲上腕関節』です。

皆さんが腕を挙げる時には
この関節が動いているという
意識がありませんか?

確かにこの関節は動きます。
しかしここだけが動いても
”バンザイ”をすることはできません。

「肩甲胸郭関節」

上腕骨の動きだけではなくて
画像の青い部分の様に
「鎖骨」と「肩甲骨」
ここの動きが大切になります。

肩甲骨と鎖骨が
肋骨の上をスライドしていく動き
ここが硬くなってしまい
可動範囲が狭くなっている人が多いです。

ではどのようにここが、
動いていくのか下記で解説します。

肩甲上腕リズム「90度」

画像の様に腕を外側に90度あげた際
「肩甲骨」が30度
「上腕骨」が60度
それぞれが動いて
90度腕があがる状態になります。

肩甲上腕リズム「180度」

では、それが180度
いわゆる”バンザイ”の状態になると
「肩甲骨」は60度
「上腕骨」は120度
合計して180度、動くということです。

この様にして1:2の関係で
「肩」というのは動いています。

肩甲骨と鎖骨をどう動かせるか

上記を踏まえて大事なのは、
「肩甲骨」と「鎖骨」が
しっかり動かせるかどうかが大切になります。

肩甲骨を”引き出す”前鋸筋

五十肩になる人のほとんどが
硬くなっているのが、
この【前鋸筋】という筋肉

画像の様に、肩甲骨と肋骨を繋いでいて
この筋肉が収縮することで肩甲骨が
前方に引き出されて回転していきます。

前鋸筋だけではありませんが
ここが固まると先ほど説明した
肩甲上腕リズムが崩れてしまう。

180度バンザイした時
肩甲骨は60度
上腕骨は120度
動くはずですが。

仮に肩甲骨が10度
しか動かなければ、
上腕骨は170度
動かなければいけなくなり
その分「肩甲上腕関節」には
大きな負担が掛かります。

その結果『五十肩』になってしまう。
これが原理なのです!!

原理を知ってイメージしながら動かそう

五十肩を治療、リハビリする上で
ご自身がどれだけ上記の仕組みを
理解して身体を動かしているかで
成果は大きく変わってきます。

上記で書いた原理が五十肩の原因の
”全て”ではありません。

稀なケースもあれば
内科的要因が絡むときもあります。

そこを見抜いて、どこをアプローチしていくか。
これぞプロの仕事だと思っています。

人によって型にハマればすぐに改善するケース
時間を要するケース様々です。

でも継続と反復があれば
必ず改善していきます。

どうか諦めないで
根気強く改善へ向かっていきましょう。


もしご縁がある方は
D-Room宮本を訪ねてきてください。

本日も最後までご覧いただきありがとうございます。

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