筋力アップだけを目指しても、不調が改善しないどころか、逆に悪化するケースがあります。
その原因は「アンバランスな筋肉の使い方」にあります。

例えばデスクワークで座りっぱなしの生活をしていると、前ももの筋肉や胸の筋肉はガチガチに硬くなり、逆にお尻や背中の筋肉はサボりがちになります。
この状態で筋トレをしても、すでに優位になっている筋肉ばかりが強化され、さらにバランスが崩れてしまいます。

その結果、
• 膝や腰への負担が増える
• 猫背や反り腰が悪化する
• 動きがぎこちなくなる
といった悪循環に陥るのです。

体のバランスには大きく分けて3つの要素があります。
1. 筋肉のバランス
拮抗する筋肉（例：前ももと裏もも、胸と背中）が適切に働いているかどうか。
2. 左右差のバランス
片足立ちや歩行のときに左右の動きが均等かどうか。
3. 重心のバランス
立っているとき、重心が足のどの位置にあるか。
前に偏っていればふくらはぎや腰が疲れやすく、後ろに偏ればお尻やもも裏が硬くなります。

この3つのバランスが整っていないと、いくら筋力をつけても効率よく体を動かすことができません。

30代後半からバランスが崩れやすいのは、以下のような要因が重なるからです。
• 日常生活での姿勢のクセ（スマホ首、猫背、足を組むなど）
• 運動習慣の減少（子育てや仕事で運動時間が減る）
• 筋肉の硬さと柔軟性の低下
• 神経系の反応の衰え（転びそうになったときに踏ん張れない）

つまり、年齢とともに「筋肉量の低下」よりも先に、「体の使い方のバランス」が崩れていくのです。

1. まずは硬い筋肉をゆるめる
特に股関節まわり、胸、ふくらはぎなどは硬くなりやすい部位。
ストレッチや軽いほぐしで可動域を確保しましょう。
2. 眠っている筋肉を目覚めさせる
お尻や背中、お腹の深い部分（インナーマッスル）は、意識しないと使えません。
ブリッジやドローインなどの軽いエクササイズで目覚めさせます。
3. 全身を連動させる動きを取り入れる
片足立ちでの腕振り、バランスボール、ウォーキングなど、体全体を協調させる動きが効果的です。

• 姿勢が自然に良くなる
• 関節や筋肉への負担が減る
• 疲れにくく、動きが軽くなる
• 代謝が上がり、太りにくい体になる

これらは筋力だけでは得られない、バランスならではのメリットです。

D-Roomでは、筋トレの前に姿勢評価と動きのチェックを行い、アンバランスな部分を見極めます。
そのうえで、ストレッチ・ほぐし・神経系への刺激・正しい動きの練習を組み合わせ、体を「使える状態」にしてから筋力をつけていきます。

こうすることで、ただ筋肉を鍛えるよりも効率的に不調を改善し、パフォーマンスを高めることができます。

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30代後半からの不調は、筋力不足よりも体のバランスの崩れが原因であることが多いです。
筋トレも大事ですが、その前に「バランスを整える」ことこそが、健康で動ける体を長く保つためのカギになります。

不調を根本から改善したい方は、一度バランスの状態をチェックしてみませんか？
ご予約はお気軽にどうぞ！！