「上半身は少しずつスッキリしてきたのに、下半身だけなぜか変わらない…」
「食事に気をつけているし、運動もしているのに、太ももとお尻がどうしても痩せない」
30代〜50代の女性に多く見られるこの悩み。年齢を重ねるごとに体型の変化を感じやすくなり、「これが年齢のせい?」とあきらめてしまう方も多いかもしれません。
でも実は、“下半身が痩せにくい”のには、共通するある原因があります。
その多くは、体の土台である「姿勢」と「動きのクセ」に隠れているのです。
ここでは、特に多くの女性に当てはまる“下半身が痩せない3つの共通点”を詳しく解説していきます。
共通点①:腹圧が不安定で骨盤が傾きやすい

下半身太りに悩む方の多くが、自分では気づかないうちに骨盤が前傾(反り腰)や後傾(猫背姿勢)になっています。これによって、太ももやお尻、ふくらはぎなどに余計な負荷がかかりやすい姿勢になってしまっているのです。
ではなぜ骨盤が傾いてしまうのでしょうか?
その背景にあるのが「腹圧(ふくあつ)」の低下です。
腹圧とは、お腹の中の圧力のことで、これは姿勢を保つために非常に重要な役割を果たしています。深層の筋肉(腹横筋や横隔膜、骨盤底筋など)がバランスよく働いていると腹圧が安定し、骨盤はニュートラルな位置をキープできます。
しかし、日常的に浅い呼吸をしていたり、お腹に力が入らない立ち方・座り方を続けていると、腹圧が抜けて骨盤が傾きやすくなり、姿勢全体が崩れてしまいます。
この姿勢の崩れが、下半身に脂肪がつきやすく、筋肉の使い方も偏った状態をつくり、結果として“太ももだけ太い”“ふくらはぎが張る”といった悩みにつながっていくのです。
共通点②:股関節への荷重が適切に行えていない
しかし、多くの女性は日常生活の中で股関節をうまく使えていないことが非常に多いのです。
その代わりにどこが頑張るかというと、太ももの前側(大腿四頭筋)やふくらはぎの筋肉。これらの部位が本来の役割以上に働くようになり、筋肉が硬く張ったり、脂肪がつきやすくなったりして、脚が太く見える原因に。
なぜ股関節がうまく使えないのか?
それは、重心の位置が前方に偏っていたり、骨盤の角度が不安定なまま動いているからです。
正しい姿勢では、重心は体の真ん中、股関節にスッと乗るようになりますが、反り腰や猫背の姿勢ではそれが難しくなります。すると自然と、膝や足首などに体重をかけるクセがついてしまい、股関節が“使われないまま”になるのです。
また、股関節はお尻の筋肉(大臀筋・中臀筋)や深層部の筋肉とも連動しています。ここがうまく働かないと、体の後ろ側が使えず、代償的に前ももに力が入りやすくなるという悪循環に。
「お尻を使って立つ」感覚を持つことが、下半身痩せの鍵になると言っても過言ではありません。
共通点③:脚が太くなる『歩き方』をしている
実際は、間違った歩き方をしていると、逆に脚が太くなります。
たとえばこんな歩き方、思い当たりませんか?
• 歩くときに膝が曲がったまま
• かかとからドスンと踏み込んで歩く
• 内股やガニ股気味で脚が左右にブレる
• 足の裏全体を使わず、つま先や外側ばかり使っている
これらはすべて、太もも前やふくらはぎに過剰な負担をかける歩き方です。歩数を重ねれば重ねるほど、太く張った脚が出来上がってしまうのです。
本来の歩行は、股関節を起点に脚を後ろへ送り出し、足裏の「かかと → 土踏まず → 指先」へと重心移動をスムーズに行うもの。この一連の流れができることで、脚の筋肉がバランスよく使われ、美しいラインが作られます。
また、骨盤の回旋や体幹の安定も大切です。これができていないと、手先・足先だけで動くことになり、無駄な負担が脚へ集中してしまうのです。
下半身痩せのカギは、「正しく動ける身体」をつくること
「食事に気をつけているのに、下半身だけ落ちない」
そんなときは、一度【姿勢・体の使い方・歩き方】を見直してみましょう。
D-Roomでは、整体とトレーニングを組み合わせたアプローチで、
姿勢を整え、股関節がしっかり使えるような身体の土台作りをサポートしています。
■腹圧を安定させる呼吸トレーニング
■骨盤と股関節の動きの連動を高めるエクササイズ
■歩き方の指導と動作改善
こういったアプローチにより、見た目の変化はもちろん、日常生活の快適さも大きく変わります。
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「私、ちゃんと動けているかな?」
「下半身のライン、整えたいな」
そう思ったら、ぜひ一度体験にいらしてください。
自分の身体と向き合うことは、未来の自分への最高のプレゼントになりますよ。