日常生活の中で、前もも（大腿四頭筋）は意識しなくてもかなり使われています。
・立ち上がる
・歩く
・階段をのぼる
・イスに座る
このすべての動作に、実は前ももは関わっています。

ただし、本来であれば前ももだけでこれらの動作をこなしているわけではありません。
お尻（大臀筋）や裏もも（ハムストリングス）、体幹の筋肉などと連動して動くべきなのです。

ところが、現代人は
• 座る時間が長い
• 骨盤が前に倒れている（反り腰）
• 足裏のアーチが崩れている
• 呼吸が浅い
といった影響で、身体本来の使い方ができなくなっている方がとても多いのです。

その結果、「一番使いやすいところ＝前もも」に負担が集中し、張りが慢性化してしまいます。

前ももが張る人の多くは、裏ももやお尻の筋肉をうまく使えていないという共通点があります。

本来、立ち上がるときや歩くときには、
• お尻→股関節
• 裏もも→膝関節の安定
といった役割を担うことで、身体はスムーズに動くことができます。

ところが、お尻や裏ももが機能しなくなると、その分前ももで代償的に動きを支えようとしてしまいます。
これが「張る」→「さらに使いすぎる」→「もっと張る」という悪循環につながるのです。

つまり、張っている前ももをいくらマッサージしても、“使われすぎてしまう環境”が変わらない限り、根本改善はしないということです。

前ももの張りを改善していく上で、見逃してはいけないのが「骨盤の傾き」と「呼吸の質」です。

例えば、骨盤が前に倒れた“反り腰”の姿勢だと、前ももが常に緊張状態になりやすい。
この状態では裏ももやお尻がうまく働けないため、前ももの負担はさらに増していきます。

また、呼吸が浅くなると体幹のインナーマッスル（腹横筋や横隔膜など）がうまく働かず、骨盤の安定性が下がります。
その結果、脚で頑張ってバランスを取ろうとするため、やはり前ももが使われやすくなってしまうのです。

つまり、呼吸や骨盤のポジションが整っていないと、身体の使い方全体が乱れ、局所的に筋肉へ負担がかかる状態になるということ。

では、どうすれば前ももの張りを根本から改善できるのでしょうか？

答えは、
「全身のバランスを整えた上で、正しい筋肉の使い方を再教育していく」こと。

具体的には、以下の３つが重要になります。

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① 骨盤の位置を整える（整体アプローチ）

骨盤の前傾・後傾、左右差を整えることで、前ももへの不必要な緊張を減らします。
呼吸や立ち方などの土台をまずはしっかりと作ります。

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② 裏もも・お尻の筋肉を活性化させる（機能改善トレーニング）

普段使えていないハムストリングや深層外旋六筋や大臀筋を目覚めさせるエクササイズを行い、動作の中で正しく使えるように再学習します。

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③ 呼吸機能の回復（インナーユニットの活性）

呼吸を整えることで体幹の安定性が増し、結果として脚に頼らない使い方ができるようになります。

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D-Roomでは、これらを一人ひとりの状態に合わせてカスタマイズし、
整体＋トレーニングの両面からサポートしています。

前ももの張りは、悪者ではありません。
むしろ、「あなたの身体が不安定な状態を一生懸命支えようとしている」サインなんです。

そのサインを見逃さず、
「どうすれば前ももが無理をしなくても良い身体になるか？」
を一緒に考え、整えていくことが、根本改善への第一歩です。

D-Roomでは
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を受付中です。
• どんな姿勢や動きが原因かをチェック
• 骨盤や呼吸の状態を評価
• 適切なエクササイズを一緒に体験
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そう感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。

あなたの身体は、もっとラクに、もっと美しくなれます。