私たちの姿勢は、ただの「立ち姿」ではありません。
それは、体の使い方の集大成であり、
「どの筋肉が働いているか」
「どこに力が入りやすいか」
といった動作のクセがそのまま形として表れているのです。

つまり、姿勢は「整えるもの」ではなく「育てていくもの」
良い姿勢とは、筋肉が適切に働き、無理なく支えられている状態。
反対に、筋肉のバランスが崩れた状態で整えても、
またすぐ元のクセに引き戻されてしまうのです。

整体やマッサージで一時的に姿勢が整っても、
体はその状態を“記憶”してくれません。
その理由は、以下の2点にあります。

① 支える筋肉が働いていない

例えば、反り腰の方は腹筋（特にインナーマッスル）が使えておらず、
前ももや腰の筋肉に過剰に頼ることで姿勢を保っています。
この状態で整体で骨盤の傾きを一時的に整えても、
腹圧がないままではすぐに元の反り腰姿勢に戻ってしまいます。

② 間違った動き方を体が覚えている

私たちの脳と体は「繰り返し使ってきた動き方」を最も優先します。
そのため、長年のクセ（猫背・巻き肩・スマホ首など）がある場合、
それを正しく修正しなければ、整えた姿勢も維持できません。

ここで重要なのが、感覚の“再教育”という考え方です。
姿勢が崩れる理由は、筋肉や関節だけの問題ではなく、
脳と体が誤った動き方を記憶してしまっていることにあるのです。

つまり、良い姿勢を手に入れるためには、
「正しい位置に整える」だけでなく、
「正しく使えるように再学習させる」ことが必要なのです。

これが、整体だけでなく運動（感覚トレーニング）を組み合わせる理由でもあります。

D-Roomでは、姿勢改善を目的としたお客様に対して
整体とトレーニングの両面からアプローチしています。

✅ 整体で骨格・関節を整える

まずは、姿勢の土台となる骨盤・背骨・胸郭のバランスを整えます。
筋膜や関節の動き、呼吸の状態もチェックし、動きやすい体へ導きます。

✅ 呼吸と腹圧を再構築する

次に、呼吸を使って腹圧（体幹を内側から支える力）を高めます。
ここが弱いと、どれだけ体を整えても支える力がなく、すぐ崩れてしまうからです。

✅ インナーマッスル・各関節、体性感覚の再教育

最後に、姿勢を支える深層筋の使い方をエクササイズで再学習。
股関節や胸郭の動きも取り戻し、「動ける姿勢」へ「わかる」身体へと導きます。

この3段階のアプローチにより、
整えて終わりではなく、“維持できる姿勢”へと体をつくりかえていきます。

SNSなどでも「姿勢矯正ビフォーアフター」はよく見かけます。
しかし本当の意味での改善とは、その姿勢を自分の力で保てるようになること。

姿勢とは、一瞬の形ではなく、
その人の生き方・体の使い方が反映された「習慣の結果」です。

「キレイに見える姿勢」よりも、
「動いても崩れない姿勢」を手に入れることが、本当の姿勢改善だと私たちは考えています。

姿勢が整えば、
・肩こりや腰痛の予防
・深い呼吸ができるようになる
・内臓の位置が整い、代謝や消化もスムーズに
・疲れにくく、活動的な体に変わる
・見た目の印象が若々しく、魅力的に

というように、体の内外から大きな変化が生まれます。

あなたが毎日無意識にしている「立ち方・座り方・動き方」そのものを変えることで、
体の未来は大きく変わっていくのです。

これまで何度も姿勢改善に挑戦してきたけど、うまくいかなかった。
整体にも通ってみたけど、根本的な変化が感じられなかった。

そんな方こそ、「整えて、動かす」
【感覚を育てる】
新しいアプローチを体感してみてください。

あなたの体のクセ・筋肉の使い方・呼吸パターンなどを丁寧にチェックした上で、
オーダーメイドの姿勢改善プランをご提案しています。

あなたの体に、本当の“姿勢の土台”を育てていきましょう！
ご来店を心よりお待ちしています。