腹腔内圧とは、腹部の内側に適切な圧力をかけることで、体幹（お腹まわり）を安定させる仕組みです。

これは、風船をイメージすると分かりやすく、お腹の中にしっかりと“風船のような圧”があることで、内臓が本来の位置に収まり、骨格も支えられます。

しかし、姿勢が崩れていたり、呼吸が浅かったりすると、この圧がしっかりかからず、お腹の中が“ぺしゃんこ”の状態に。
その結果、内臓が下垂し、下腹がぽっこりと出てしまいます。

腹腔内圧を正しく高めるためには、呼吸の質がとても大切です。

現代人はストレスやスマホ姿勢の影響で、浅くて早い呼吸が習慣になりがちです。
この呼吸では、横隔膜や腹横筋といったインナーマッスルが十分に働かず、腹圧が高まりません。

逆に、しっかりと吐き切れること。
肋骨が適切に締まり切った後に、鼻から吸ってお腹の奥まで空気を届ける呼吸を行うと、横隔膜がしっかりと動き、体幹全体が内側から支えられるようになります。これは「お腹をへこませるための筋トレ」としても非常に効果的なんです。

「下腹が気になるから腹筋運動を頑張ってます！」
こういう声をよく耳にしますが、実はその努力、逆効果になっている可能性も。

一般的な腹筋運動（上体起こしなど）は、腹直筋という表層の筋肉を鍛えるもので、インナーマッスルや腹圧を高めるための動きではありません。
むしろ、体の使い方が間違っていると、首や腰を痛めたり、呼吸が浅くなったりしてしまい、かえって姿勢が悪くなることもあります。

見た目のラインを決めるのは、筋肉の量ではなく「骨格のポジション」。
骨盤が前に傾いていたり、肋骨が開いていたりすると、どれだけ筋肉を鍛えても、お腹は引っ込まず、逆にぽっこり感が強調されます。

また、姿勢の乱れは呼吸にも影響します。肋骨が開きすぎていると横隔膜がうまく働かず、適切な呼吸ができなくなるという悪循環に。

当店では、整体によって骨格や姿勢のバランスを整えた上で、呼吸の質を高めるトレーニングや、正しい腹圧のかけ方を身につけていただきます。
単なる筋トレや食事制限では届かない、「内側から整えるアプローチ」で、下腹だけでなく、姿勢や腰痛、猫背なども同時に改善する方が多くいらっしゃいます。

「ダイエットしても下腹が引っ込まない…」という方は、ぜひ一度、“姿勢と呼吸”という視点でご自身の体を見直してみてください。
本当の意味で「機能的で美しい体」を手に入れるヒントが、そこにあります。

是非こちらからご連絡下さい！
↓↓↓