日常生活の中で、無意識に肩に力が入ってしまう人はとても多いです。
例えば、パソコン作業をしているとき、無意識に肩をすくめていませんか？
この「肩が主役になる使い方」が続くと、筋肉はずっと緊張し続け、血流が悪くなり、疲労物質が溜まって「こり」が生まれます。

ではどうすれば良いのか？

答えは、「頑張って筋トレをすること」ではなく、本来の身体の動かし方を思い出すことです。

身体の使い方を整える上で、最も大事な土台になるのが 呼吸です。
呼吸は1日に2万回以上も行われる、無意識の「運動」。
この呼吸が浅く、胸や肩だけで呼吸する癖があると、肩周りの筋肉が常に働く状態になってしまいます。

正しい呼吸ができていれば、横隔膜がしっかり動き、肋骨（胸郭）が広がったり閉じたりして、自然と上半身の緊張がほぐれていきます。
すると、肩まわりの筋肉に余計な負担がかからなくなり、肩こりもラクになっていくのです。

肩こり解消のために、むやみにきつい筋トレを行うことはありません。
それよりも大切なのは、
•呼吸のクセを見直す
•肋骨（胸郭）の動きと連動して身体を動かす感覚を取り戻す
•日常生活で肩に力が入りすぎない姿勢と動作を身につける

といった土台の整備です。

この土台が整うことで、自然と姿勢が良くなり、無理のない動きができるようになります。
肩こりに悩む方の多くが、数回のセッションで「呼吸が深くなった」「肩が軽くなった」と実感されています。

肩こりは、マッサージや湿布だけでは根本的に解決できないことが多いです。
一時的な対処ではなく、「なぜ肩に力が入るのか？」「呼吸はどうなっているか？」という根本に目を向けることが大切です。

あなたも、きつい筋トレではなく、「自然に整った身体の使い方」で、根本から肩こりを解消してみませんか？


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